ポーランドの妊婦の食事の質の決定要因としての健康教育はあるのか?
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ポーランドの妊婦の食事の質の決定要因としての健康教育はあるのか?
要約
背景
- 健康教育(HE)は、栄養意識を高め、健康を改善する教育プロセスであり、妊娠期間中の食事質(DQ)に影響を与える要因の一つである。
- 本研究の目的は、HEを考慮した妊婦のDQとその決定要因を評価することである。研究対象は、20歳から40歳までの122人の妊婦であった。
方法
- DQは、Kom-PAN®調査票とPro-Healthy Diet Index(pHDI)を使用して評価された。収集されたデータには、食習慣、社会人口統計データ、教育レベル、居住地、母親のライフスタイルに関連する特徴が含まれていた。妊娠前の体重、妊娠期間、妊娠前と妊娠中の運動(PA)が含まれている。週のエネルギー消費は、ポーランド版PPAQアンケートを使用して決定された。
- 学校でのHEは、より高いDQの可能性を3倍以上にした。2番目の妊娠期の女性は、3番目の妊娠期の女性よりも54%以上高いDQを持つ可能性があった。妊娠前のPAを行うことは、より高いDQの可能性を2.5倍にした。
結果
- HEがあるグループ(HEG、n = 33)とHEがないグループ(nHEG、n = 89)で比較分析を行ったところ、前者のDQの方が優れていたが、健康促進特性の点でまだ不十分であった。
結論
- 得られた結果から、HE、妊娠期の週数、妊娠前のPAが妊婦のDQに影響を与えることが示された。