地中海風ダイエットと多発性硬化症のリスクとの逆相関関係

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地中海風ダイエットと多発性硬化症のリスクとの逆相関関係

要約

目的

- 食生活が炎症性疾患の発症に影響を与える可能性があるとされる中、本研究では栄養状態が多発性硬化症(MS)の発症リスクに与える影響を調査した。

方法

- 人口ベースのケースコントロール研究を行い、5年前の食生活がMSの発症リスクに及ぼす影響を比較した。疫学的・生活習慣に関する要因を調整したうえで、オッズ比(OR)を算出し95%信頼区間(CI)を求めた。

結果

- 地中海風ダイエットは、西洋風ダイエットと比較して発症リスクが低いことが示された(調整OR = 0.54、95%CI:0.34-0.86、p = 0.009)。植物性食品や低糖質食品によるダイエットとMS発症リスクとの関連は見られなかった。

結論

- 結論:地中海風ダイエットは、西洋風ダイエットと比較して、MSの発症リスクを低減する可能性がある。

文献紹介

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37366345