Total Force Kitchen:料理を通じた現役軍人のパフォーマンス最適化の探究

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Total Force Kitchen:料理を通じた現役軍人のパフォーマンス最適化の探究

要約

背景

- 現役軍人の肥満、過体重、不十分な食生活は、栄養フィットネスへの脅威であるため、栄養価の高い食事を改善するプログラムの提供は、軍の指導者にとって高い関心事である。

方法

- Total force kitchen(TFK)は、栄養、身体活動、マインドフルネスの主要な分野で教育とスキルビルディングの中心である、パフォーマンス重視のマルチコンポーネントプログラムとして開発された。このパイロット研究の目的は、TFKプログラムの実現可能性と受容性を決定し、プログラムの改変のための推奨事項を行い、行動、自己効力感、健康関連アウトカムに及ぼす影響を決定することであった。17人の現役軍人が参加し、 60時間の革新的な料理教育とパフォーマンス最適化プログラムを地元のUnited Service Organization施設で受講した。

結果

- TFKプログラムの保持率は76.5%であった。すべての参加者がTFKプログラム全体に「やや満足」と「非常に満足」と評価した。最も高い満足度は料理に関するコンポーネントであった。行動、自己評価された健康、身体計測値(例えば、体脂肪率)の改善は、料理の態度や技術の自己効力感の改善よりも小さかった。参加者は、食べるものや調理方法に関するライフスタイルのポジティブな変化を報告し、アクティブな学習と講師の知識と熱狂的な姿勢を高く評価した。

結論

- この多分野のエビデンスに基づくプログラムは、TFKを通じてパフォーマンスを最適化するために、SMが知識を得てスキルを身につけ、支援的なコミュニティに参加する機会を十分に提供する。成功したパイロットによって、TFKプログラムはより大きな軍事人口や非軍事コミュニティにまで及ぶようにリソースを活用する潜在的な可能性を持っている。

文献紹介

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37367196