英国の高齢者の遠視用メガネ着用習慣

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今回のテーマはこちら。

英国の高齢者の遠視用メガネ着用習慣

要約

目的

- 英国の高齢者の遠視用メガネをフルタイム、パートタイム、稀に使用する割合を報告する。
- 遠視矯正をどの程度使用しているかに影響を与える要因を調査する。

方法

- 高齢者のメガネ着用習慣に関するアンケートを開発し、322人(年齢72歳±7.7、範囲60-94)が回答した。
- 平均球面相当度数が±4.00DS以下の遠視矯正使用者209名を対象に、ロジスティック回帰分析を行い、どの要因が遠視矯正の使用の程度に影響を与えるかを調査した。

結果

- 完全屈折矯正型遠視メガネの使用者の43%、人工水晶体を使用している者の55%が、フルタイムで使用している。
- レンズタイプ、球面相当度数、遠視矯正を初めて使用した年齢が、遠視矯正の使用習慣に影響を与えることが分かった。
- レンズタイプが最も強い影響要因であり、遠視矯正を使用するプログレッシブレンズの使用者は、シングルビジョンレンズを使用する者よりも37%多く使用している。

結論

- 便利さを重視する患者が多く、多くの人が遠視矯正のフルタイム着用を選択している。
- 足し算手術による正常視力では、多くの患者がフルタイムメガネの着用を避けられない。
- 眼の検査医には、メガネの選択や手術の結果について患者と話し合う重要な役割がある。

文献紹介

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37272313